その2からの続きです。
さてさて太子館にて日の出を見た後はちょっと長めに休憩を取りました。
そこを出たのは5時30分です。
そこから約40分で白雲荘に到着。
去年もそうですが、ちょうどこの辺りに来ると朝日がいい感じになります。

長めの休憩のおかげでしょうか。
次女の腹痛は少し収まったようです。
が、ここでも20分ほどの休憩。
トイレに行ってもなかなかすっきりしないような次女のお腹。
次の山小屋である元祖室という場所の前でかなりの休憩を取りました。
でもお菓子を食べる元気はあるんです。
頭も痛いわけではない。なんの症状なのかよくわかりません。
痛いという割には、顔色もそう悪くはないのです。
ひとまずゆっくりペースで本8合目にあるトモエ館を目指しました。
そこでもまだ痛いようならそこから下山をしよう。
ちょうどそこで下山道に行くことができるから。
という判断です。その判断に長男はべそをかく、、、。
実は長男は7月の終わりに学校に行けなくなっていて、
自分に自信がなくなっていました。
最後には少し行けたのですが、このままでは2学期が危ぶまれてました。
それは長男自身も思っているらしく、
富士山に登れることで、自分に自信を持ちたいとも思っているようでした。
なので下山をするかも。という判断がとても悔しかったようです。
まあ、そんな想いも汲みながら、でも無理はしない。
というためには、、、、。
本8合目で、私と長女、長男で山頂を目指し。妻と次女はそこで待機。
という判断をしていくことに。
この判断自体も、長男は不服。みんなで頂上に行きたかったのに、、、。
だそうで。それはもちろんそうなんですけど。
健康を害してまで登る必要性は全くないですからね。
さていよいよ本8合目に到着。
腹痛はおさまらない次女。でも後少しということがわかったのでしょうか。
なぜか頂上に行きたい。と。
本8合目には8時に到着したのですが、
休憩自体は15分ほどで登り始めました。
7合目のトモエ館に泊まると、この本8合目のトモエ館に荷物を預けることができます。
なので、みな身軽になって、軽快に歩を進めます。(が、もちろんペースはゆっくりです)
この先は御来光館という9合目手前の山小屋をすぎるとトイレは山頂までありません。
時間としては1時間くらいですが、心配のないようにしっかりと済ませておくといいと思います。
9合目には9時15分に到着。
9合目には鳥居があるだけで、小屋などはありません。
このころには次女の腹痛は何処吹く風。
すっかり元気です。
普通のペースで登っていきます。
それによって長男の機嫌も俄然良くなり、みんな楽しく登れます。
とはいえ、次女の体調の変化には気をつけていますが、、、。
一体なんだったんだろう、、。
さあ、もう一歩で山頂です!鳥居の先は山頂だ!

9時50分。山頂に到着しました。
今回はとても晴れているので、ゆっくりと景色を楽しみました。
ちょっと火口の方を見に行ったりもできました。

絶対に家の方では食べさせないであろう、カップヌードル。
たとえ800円でもここでなら食べさせてあげちゃいます。

しっかりゆっくり休憩をして、下山を開始します。
11時に下山を始めました。
ちなみに頂上のトイレは300円です。
余談ですが、7合目でお会いしたご家族も2度目の富士山とのことでした。
そのご家族も我が家とほとんど年齢の変わらない子がいました。
が、前回は山頂に行けなかったそうです。
9合目で子供の体調が悪くなり、引き返したそうです。
悪くなった理由は、弾丸登山(1泊せずに登る)をしたそうです。
やっぱり体調的に弾丸はかなり子供にはきついと思います。
弾丸かどうかはわかりませんが、元祖館では明らかに高山病に近いであろう
若い女性がいるのも目にしました。ぜえぜえ息をして、とても具合が悪そうでした。
一人で立って歩けてないのですから。
周りの仲間は励ましていましたが、そんな状態だともう登ることは不可能だと思われましたし、
絶対にやめるべきだと思いました。
幸い小屋の方の目に留まっていたので、無理はさせないようでしたが、、、。
次女は腹痛は訴えるのですが、呼吸は普通ですし、顔色も悪くなかったので、
なんとなく気持ちの問題、やや寝不足で機嫌が良くない。
というのもあったのかな。
いずれにしろ、常に子供の体調を見て無理しない、させない。
どこまで頑張れるのか。というのを親の責任として見極めなかればならないと思いました。
今回我が家は登れましたが、結果論でしかないと思います。
ひょっとしたら途中で、一気に具合が悪くなったかもしれません。
8合目で一緒に日の出を見た中年の女性は、その日の出を見た後、そのまま下山していました。
その女性は1泊だと、ちょっと体が厳しい。と言っていました。
それぞれの人が、それぞれの体力や体調に合わせて決して無理をしない。
というのが、本当に大切だと思いました。
と余談の方が長くなってしまったかな。
次は下山編。ほとんど写真はないのですが、ここでもまたトラブルが、、、。
お読みいただきありがとうございました。

にほんブログ村

人気ブログランキング